正しい人の喰い方マニュアル -11ページ目

夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白

夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白
宮崎 勤 (著)
価格: ¥1,575 (税込)

単行本(ソフトカバー): 231 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 創出版 ; ISBN: 4924718300 ; (1998/12)

日本の人喰い人、宮崎勤の自著である。
宮崎勤の書は少ない。
なぜならこの本が全てを語っているからであると思う。

彼は生涯の内一度は本を出す事が夢であったと言う。
自分の経験を告白する事により夢を叶えた訳であるけれど
人喰いに至るまでの経緯を読んでいると
幼児教育の大切さを痛感してならない。

やはり母親は子供にとって一番必要な物で無くてはならないのだ

先輩人喰い人佐川氏は
「彼は食っては居ない」
「その証拠はどこにも無いのだ」
というけれど
私は裁判録、この本を読んだ上で
彼は「食べた」と思って居る。

この辺は感覚的なものなのでどちらが正しいかは
議論する事では無いと思うけれど

以下は参考情報のメモである。

発見された6000本近いビデオテープ オタク
ビデオの再放送を録画し合っていた

吸引分娩による未熟児で虚弱体質。
妊娠中夫婦は喧嘩ばかりして腹が硬くなり緊張状態が続いていたと言う

手に障害。手の平を上に向けて「ちょうだい」の仕草ができない。
→とう尺癒合症
母乳が出なかった。母親は殆ど抱いていない。
→おじいちゃんが面倒をみていた ミルクで成長
 その死が狂気に繋がって行く

動物虐待を繰り返す
→父親は人喰い事件後居を転々とした後
 多摩川から身を投げて自殺
 宮崎勤は「胸がすっとした」
 88年から親が偽物だと思っていた

「もっともっと有名になりたかった」
「解離性家族」→六人なのに食堂には椅子が四つ。バラバラな家族

偽物の家族。本物の親はどこかに居ると思っていた
女性が居ない方がいい。→異性に興味が無い

墓石をずらして骨を取り食べた。
一回行く度に二・三個つまんで食べた。
骨を食べた時にざきざきっというような感触があった。
→墓石は簡単に開けられた。
 火葬場でも拾って食べた(それが初回)
 今でも可能なら骨を食べたい
 差し入れが可能なら全部。
 食べる理由は 生き返って戻って来たときに
 骨がダブってしまう事を防ぐ為
 「肉物体」から「骨形態」へ

人間はどんなに感情がなくなっても怒りの感情だけは無くならない

A,B,C,D両手部は食べた。
両足は狸が猫が食べた?

手の不自由さを父に笑われた。
小学生と波長があった
死体の腐敗の具合を見ていた
焼いた後遺骨を食べた

殺しの記述無し。
首を締めた記憶も無し
彼は「醒めない夢をみていた」と証言。



著者: 宮崎 勤
タイトル: 夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白

さらば文明人―ニューギニア食人種紀行

さらば文明人―ニューギニア食人種紀行
西丸 震哉 (著)
価格: ¥1,631 (税込)

単行本: 244 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ファラオ企画 ; ISBN: 4894090325 ; (1991/11)

驚くべき日本人旅行者
スタンレー山脈を越えて
熱帯のなかの氷河跡
カリムイ高原のライ病部落
夜ごとのキスゲーム
私の付け人コンド・ボンゴ
女とブタがいっしょに住む家
食人種を求めて
ヒルの王国・大パプア高原を行く
人間を食う人間
食人族の平和な生活
未接触部落を攻撃して
妻をニューギニアへ呼ぶ

今まで読んできた人喰い本とこれは明らかに一線を画する。
人喰い人へのアンケートまで取っている
旅行記にかなり近い書籍である。

内容的には非常に考えさせられる。
ライ病に関する情報。
パプア人についてより認識が深くなる本である。
「クール」について語るにあたり
この本は必読であると思う。
興味本位から作者は人食いを扱っているのではなく
世界の人たちにパプア人が何故人を喰うのか知って欲しいという
メッセージを感じた

以下は参考情報のメモである。

パプア人 自分の神様を持っていない
人肉は豚よりも旨く、女が旨い。脂身を食す。
ライ病。栄養学よくないため起こる。
人口全体の一・二割であり、この比率は世界一。

明治時代、日本でも妻のライ病を治したくて子供の肉を切った事件が発生。
身体の抵抗力が無ければ罹患する可能性高し。
空気中では三十分で死滅する菌である。
握手程度ではうつる事は無い。
川で殺してしまう事もあった。

「クルー」人の脳を生で食べる。
ハイランド州、カイナンツ近郊。

夫以外村人が女の肉を食う。
ウブルア、ワセモ、ミサドシ部落
人肉は化学調味料の味がする。
→あまり単語が少なく「普段食べない物」の意

普通は夫から親族へと食べ
骨は持ち帰る




著者: 西丸 震哉
タイトル: さらば文明人―ニューギニア食人種紀行

食人宴席

食人宴席―抹殺された中国現代史 カッパ・ブックス
鄭 義 (著), Zheng Yi (原著), Ko Bunyu (原著), 黄 文雄 (翻訳)

単行本: 215 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 光文社 ; ISBN: 4334005438 ; (1993/11)

1章 食人犠牲者たちの絶叫―プロレタリア独裁のもとで展開された狂乱行為
2章 「広西大虐殺」の現場報告―なぜ、残酷行為が公然と展開されたのか
3章 〈人肉宴会〉大流行―暴君の統治下の愚民は、暴君よりもさらに凶暴だ
4章 周恩来首相への「告発状」―"私は北京の元秘密党員。一人の共産党員の使命として…"
5章 マルクス主義と孔子―マルクス主義は、中国人の苦難の上にさらに苦痛を与えた

現在の日本でもかなり禁書の部類に入る。
滅多に手に入る事は無いが
中国語版の1/3程度の内容に抑えられているそうでであるから
是非中国語を完全翻訳して見たいと思ってしまう。

とはいえそれでも内容的にはかなり衝撃的な物が多い。
中国の人喰いの歴史を知りたい人には必読では無いだろうか
文化革命は酷かった。それを再認識させる書では無いだろうか

以下は参考情報のメモである。

文化革命で殺された人 6万人
内裁判があった人   10人

夫の死を嘆いても駄目→階級の敵に同情したと非難される
龍祥大隊事件では被害者が小派で殺人者が生きている内に肝臓を取り出したが間違えて肺を取り出したのでもう一度肝臓を取ろうとすると目玉がギョロリと動いた
→結構肺と肝臓を間違えると言う事はあったらしい
 殺人者は警告処分。被害者には謝罪と慰謝料百元。
 殺された人に謝罪がある方が珍しい

殺人者への質問。
「過去に喰った人の肝臓はかまどで焼いた方がおいしいですか
 あるいは煮た方がおいしいですか?」
「勿論焼いた方がおいしいし、香ばしい。しかし、生臭い事もある」

人を殺してもすぐは体内の血があついので、素手では内臓を取り出せない

美人の臓器は病気を治せる。と殺して内臓を奪う。
→この人は死刑

人肉を削ぎ落として揚げて喰う事多し。
人肉を食す。階級の敵を打倒したと言う事の誇りであり光栄な事である

殺される前に一言
「絶命するまで待ってくれ。性器は死んでから切ればいい」
→生きたまま切られる。
→文化革命後七年の刑。
 十八歳の女性が好んで性器を食べたが、流石にこれは問題になったらしい



著者: 鄭 義, Zheng Yi, Ko Bunyu, 黄 文雄
タイトル: 食人宴席―抹殺された中国現代史

キリスト教とカニバリズム―キリスト教成立の謎を精神分析する

キリスト教とカニバリズム―キリスト教成立の謎を精神分析する
やすい ゆたか (著)

価格: ¥2,625 (税込)
単行本: 231 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 三一書房 ; ISBN: 4380992012 ; (1999/05)

目次
イエスは本当に復活したか?
フェティシュ(物神)としての「バイブル」
「バイブル」の中の異教
イエスの「つきもの」信仰としての聖霊信仰
宗教的カニバリズム
トーラーを取るかメシアを取るか?
イエスに対する聖餐
聖餐式(エウカリスティア)の神学
「ほふられた仔羊」―「ヨハネ黙示録」の呪い

魔女はなぜ人を喰うのかと共にこの本を読むと
カニバリズムとキリスト教の関係が分かって来る
内容的にはかなり重複する

以下は参考情報のメモである。

申命記十二章二十三節
「ただその血は断じて食べてはならない」
 血は命であり命を肉と共に食べてはならないからである」
→キリストの血ワインは飲む
 エホバの証人が輸血を拒否するのはこの一節からである

飢饉によって自分の子供を食べる
→両親の身体に戻る。肉体的な回帰であり再生する為の通過儀式
→ゴヤの「我が子を貪り食うサトウルヌス(クロヌス)に通じる

ユダヤ教
「地上のあらゆる動物のうちであなた達の食べてよい生物は
 ひずめが分かれ、完全に割れておりしかも反芻する物である」
→キリスト教も十回の中で「殺すなかれ」





著者: やすい ゆたか
タイトル: キリスト教とカニバリズム―キリスト教成立の謎を精神分析する

猟奇文学館〈3〉人肉嗜食

猟奇文学館〈3〉人肉嗜食 ちくま文庫
七北 数人 (著)
価格: ¥819 (税込)

文庫: 324 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 筑摩書房 ; ISBN: 448003613X ; 3 巻 (2001/01)

人肉関連の小説集。
あまり面白くはありませんでした。

宝島社「死体の本」で水木しげるが
皆が喰っていると平気と証言していたという



著者: 七北 数人
タイトル: 猟奇文学館〈3〉人肉嗜食

呪われた中国人

呪われた中国人―“中国食人史”の重大な意味 カッパ・ブックス
黄 文雄 (著)
価格: ¥754 (税込)

新書: 209 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 光文社 ; ISBN: 4334004997 ; (1990/09)

目次

中国食人史(「国家は、人が人を食う歴史社会」
「人肉市場」と「食用人肉」生産工場の出現)
『東方見聞録』と『狂人日記』―日本人は、なぜ表層的な読み方なのか
中国の「皇帝制」と日本の「天皇制」―中国人と日本人の精神構造は、なぜ正反対なのか
中国人と日本人―日本は、なぜ中国の「論理」にふり回されるか

以下は参考情報のメモである。

列女伝 てつこうろくより
「料理をする時には、まず人間を二つのカメの間に座らせておいて、外から火で焼くか、あるいは鉄架の上で生きながら炙る。
またはその両足をしばり、まず沸騰した湯をかけてから竹箒で苦い皮を剥ぎ取りあるいは袋の中に入れ大鍋で生きながら煮ることもあり」




著者: 黄 文雄
タイトル: 呪われた中国人―“中国食人史”の重大な意味

図説 食人全書

マルタン モネスティエ (著), Martin Monestier (原著), 大塚 宏子 (翻訳)
価格: ¥3,780 (税込)

単行本: 413 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 原書房 ; ISBN: 4562033991 ; (2001/03)

第1章 胃の記憶
第2章 食人の起源
第3章 なぜ人食い人種は人を食べるのか?
第4章 人食い人種たちの食人風習
第5章 人食い人種の慣例的料理
第6章 食糧としての食人
第7章 復讐のための食人
第8章 神々と信者たちの食人
第9章 悪魔とその使徒たちの食人
第10章 食人療法
第11章 食人犯たちの

久しぶりに気持ち悪い本を読んだ。
人喰い本に慣れている私でも読み終わった後はかなり頭痛がした。
文章ばかりの本と違い題の通り図が多いので
イメージが頭の中で繋がりやすく
気が弱い人はくれぐれも読まないようお勧めする。

某国といった生ったるい書き方はしていない
国、名前をばっちり書いているので
この本をスタートに事件を追ってみるのも面白いかもしれない。

精神異常者は手から人肉を食べ始めると言う情報も結構あたっている
のでは無いかと思う。
文明が進んでも基本的な部分人間は変わっていないのだろうか

生命倫理に関する情報は非常に考えさせられた。
このテーマで是非情報を追ってみたいと是非思って居る。

紙質も上等で立派な装丁の本であった
おそらく将来的には禁書になるのではと思う。
かなり危険な情報満載である。

以下は参考情報のメモである。

性的活動から食人となるのは全体の0.3%
ベトナムでは七ヶ月の妊婦を堕胎させその胎児を上級幹部に食わせる

奴隷制度が始まった理由。
肉として食べるよりも奴隷にした方が効率的であるから。

フランスで起こった事件。「セレスタの人喰い女」
末っ子の腿肉を食べ、夫にも出した。という事件。
人類の名誉の為、狂気として無罪処分となった

アフリカでは罪人に自分の手を食わせる。
→詳細図あり。

スマトラ島のバタク族。
生きたままレモンをかけて食べる

十九世紀の中国では北京の死刑執行人が心臓と耳を食べる権利があったという

カニバル スペイン人、コロンブスが始め。
未開人として。カニバ(勇敢な)という意味

十七世紀頃単語として成立し「カニバル」となった

オセアニア 二十世紀後半まで人の油でランプを灯していた

精神異常者が人肉を食べる時はまず手、
そして性器から食べるのが普通である

ニューギニア「クル」
葬式の後すぐ人肉を喰う
→やっぱり食べるんですね……例の狂牛病事件の国です

人喰い名言録として

探検家ロベール・ショーヴロ
「黄色人種は腐った油の味がする」

タヒチの人類学者
「白人の肉はおいしくないが、適度に焼けばバナナの味がする」

フィジー島の原住民
「白人の肉は塩辛すぎるし硬すぎる。
 一番おいしいのはポリネシア人の肉だ」
「白人の肉はタバコの味がする。
 まずくて火を使う価値がない」
→やはり人肉の味は食生活に左右されるようです
 これは各地の人喰い人が証言しています

オーストラリアの人喰い
「白人の肉は味が無い。非常に美味しいのは黒人の肉だ」
ラテンアメリカ
「食べてもっともおいしいのはフランス人で
 スペイン人は固くて噛めない」

ベンガルで働いていた中国人、新年の前に一言
「中国人を食べる事にみんなで決めた。
 インド人やベンガル人よりも確かにおいしいからだ」

今後のバンガラ族は前もって酒を飲ませた。
その方が肉質が柔らかくなり旨くなるからだ
→これは中国でも言われます
 また太らせてから食べたとも言われている

心臓と肝臓の周りについた脂肪は最高
→これは確かに美味しいそうです。各地で証言あり

1977/3 アメリカが細菌戦に関する事件のため
毎年韓国から生きた胎児を4000体25ドルで購入していた
日本の会社はこの取引の間に入って居たという

1994年生物倫理に関する法制定
胎児を成長段階に応じた法的地位を与えなかった事から
以後胎児は「原料」と同一視されている
→つまり上記の事件は合法。

ジェフリー・ダマー
白ワイン漬けのペニスが好き
「私が犠牲者を殺して食べたのは
 彼らが嫌いだからでも、彼らに怒りを感じたからでもありません。
 ずっと私の側に置いておきたかったからなのです」
裁判を担当した書記官ヴェッキー・ハインズは精神的苦痛(パニック・悪夢・鬱病)を受けたとして65000ドルを貰う

フリッツ・ハールマン
「彼はガゼルを殺すライオンのように犠牲者が窒息死するまで顎で首を締め付けた」
頭を含む不要な部分は皮に捨て、商品価値のある物だけを小さな箱に入れた
→彼の肉は一度煮ると妙に白くなったと言う

佐川一政 逮捕当時の写真あり。148センチ、45kg小柄。


著者: マルタン モネスティエ, Martin Monestier, 大塚 宏子
タイトル: 図説 食人全書

人喰いの民俗学

歴史民俗学資料叢書
礫川 全次 (著)
価格: ¥6,983 (税込)

単行本: 349 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 批評社 ; ISBN: 4826502249 ; 2 巻 (1997/01)

目次

[解説] 『蘭学事始』と腑分/千住骨ヶ原にて/腑分の目的/山田浅右衛門の丸薬/食人の分類/モースと大森貝塚/食人の跡を示す人骨/人々の受けた衝撃/人類学に及ぼした影響/先住民族説/食人を例外的とする説/食人説の許容/寺石正路説と西南戦争/八重山列島の伝説/野口男三郎事件の真相/人体臓器取引き根絶のキャンペーン
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人肉の調理方法を明白に書いている本と言うのは珍しい。
孔子が人肉を好きだったと言う話は良く聞くけれど
調理方法について記載して居るのはこの本位である
おそらく過去はもっと人肉について詳細書かれていたのだろうけれど
(古い文献を集めてまとめてある)
墨が入れられ読むことが出来ない部分が多々あった。

気になったのは南方熊楠が人肉についても研究をしていたという書籍について
まとめられなくて残念だったと書かれていた点である。
私自身この情報を元に南方熊楠の研究書籍を漁って見たが
どうしてもみつからなかった。
著名な学者の暗部として消されてしまったのだろうか?
気になる点である。

私は一時間程で流し読みしてしまったけれど
時間があればもっとじっくりと読んでみたい。
現在は入手は困難。国会図書館で閲覧できる。

以下は参考情報のメモである。

孔子の好物「醍」の作り方
→人肉の塩辛。好物であったらしい。
肉を乾かして刻み、麹(きびこうじ)に和して
美酒に浸し百夜の後飯にかけて喰う。

色食の二道は生物の本然、
ヨーロッパは肝臓を生のまま食べるとどこかに埋まっている金の壷を
見つけることができる
中国人は血の浸した饅頭を食べると壮健になる

縄文人が人喰いをしていた証拠。
残された骨に人の歯痕がついていた
→骨は人体の中で一番硬く、証拠として残される事が多い。
 ジプシーなどは好んで骨に文字を刻み
 歴史の証拠として残したと言う

魔女はなぜ人を喰うか

魔女はなぜ人を喰うか
大和 岩雄 (著)
価格: ¥2,520 (税込)
単行本: 268 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 大和書房 ; ISBN: 4479750347 ; (1996/05)

目次

1 魔女はなぜ人を喰うか
2 魔女と吸血鬼
3 魔女と人を喰う山姥・鬼女
4 魔女と「歯のある膣」
5 喰う女と喰われる男

信憑性についてはかなり議論の余地があると思うけれど
特にキリスト教関連のカニバイズムの情報は
他の書物にはそう無い内容なので(遠慮している?)
興味のある人は読んで見ると良いと思う。

ゴヤの人喰いの絵が何故食卓に飾られたか。
それは人が人を喰うと言うのが再生を表しているからである。
興味深い話であるが、欧州では常識的な? 話であるようだ。
→キリスト教で長男を食べてしまうと言う話に繋がる?

以下は参考情報のメモである。

マドリードのプラド美術館。ゴヤの食卓に飾られた146*83の絵の謎。
宮崎勤が何故少女を喰ったのか。それは雨月物語の稚児が死んだ際喰ってしまった事に起因するのではないか。
バーベキューとは元々人肉を喰う事であり、カリブインディアンが人肉を焼く為に用いた枝で作った焼き網の事である。

キリスト教初期、人会式では
人と分からぬようにした赤子の血を飲み引き千切り
食べたと言う→現在はパンとワインで代用。
      →しかしこの本には引用が記載されておらず、
       信憑性については疑いが持たれる
   
その証拠として、ヨハネの福音書を上げている。
「もし人の子の肉を食べず、その血を飲まないなら
 あなたがたは生命を得られない」

ドラキュラ伯爵→自分は食べなかったが人に食べる事を推奨した
インドから入ってきた神「鬼子母神」
ギリシャ神話 ディオニューソス
ティタン神族に八つ裂きにされる。
→アテネが鍋から心臓を取り出し、ゼウスは心臓をセレメに食べさせ
 ディオニューソスを出産。
 母が子を再生する。

カーリー「自分だ生んだ子供を貪り食い、その屍によって身を肥やす」





著者: 大和 岩雄
タイトル: 魔女はなぜ人を喰うか

最新人喰いニュース

最新人喰いニュースがあれば一番に取り上げたいのだけれど
そう簡単に人喰いニュースは転がっていない。
「喰ったか」「喰わないか」と言うので半年くらい前微妙だったのは
韓国で発生した大量殺戮事件である
皆様の中でマスクで顔を隠した犯人の顔を
覚えている人が居るかもしれない。

売春婦に恨みのあった男性の犯行だったのだけれど
あの時「喰った」「喰わなかった」といった情報が一部流れたが
個人的にはあの人は喰っていないと思う
理由は殺した理由等々検証するに喰う理由が無いからだ

他にもアメリカであった近親相姦(父親が子供を犯し更に子供を産ませた)
事件。最終的に追い詰められた父親が
子供達を大量殺戮し逮捕されるのだけれど
これも「喰ったのでは……」という噂が流れた。
が、状況判断するにこれも喰っては居ないと思う。
実際情報追ってみたが、完全なるガセネタであった。
とはいえ真実は裁判で明らかにされるであろうし
もし人喰いの欠片でもあればお伝えしたいと思う。

しかし、今年四月にあった中国であった人肉スープ事件は本当らしい
妻の病気を案じて
占い師のアドバイスに従い、四川省に住む夫が墓所から遺体を暴き
骨を砕いて妻の額に塗り、
肉を用いて作ったスープを与えていたと言う
暴いた遺体の数は三十に及ぶと言う。
事件は一九八八年頃から密やかに行なわれていたそうだけれど
完全な形で埋葬されなければ来世が無くなるという教えがあるので
中国では土葬が普通。
火葬された場合。一番有名なのは清朝のラストエンペラーが火葬され
「火龍」と称されるようになった所から分かるかもしれないけれど
特別な扱いを受けるようになる。
この男性の名前は「ホアン」と言うそうだけれど
状況から判断するに、真実であればもう死刑になっているだろう

中国の死刑囚は日本と違い扱いが酷い。
一年・十年など耐えられないようなシステムになっている。
日本は個室が与えられ、労働する義務も無ければ
自殺防止の為に拘束される事も無い

しかし、中国は違う。死刑囚の場合両手両足を縛られ
完全に自由を奪われた状態で部屋に転がされる
その時、大・小はどうするのか。
無論垂れ流し。それらの掃除はその他の死刑囚ではない囚人がするという

こんな話を読むと中国の犯罪者が日本で刑期を過ごしたいと
熱望する理由が分かるような気がする

余談として人を喰うという「カンニバル」という言葉は
東の小アンティル諸島に居たと言われている
獰猛で喰人の習慣のある民族の名前から来ている
「カニバ」とは「勇敢な」という意味である。
本当は「カンニバル」とこのブログも書いた方が良いのだろうけれど
まあ、その辺は間違えたままで居たいと思う