捜査筋が口にした「酒鬼薔薇」の名前 | 正しい人の喰い方マニュアル

捜査筋が口にした「酒鬼薔薇」の名前

捜査筋が口にした「酒鬼薔薇」の名前

http://news.livedoor.com/article/detail/4463123/

2009年11月21日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
●想像を絶する遺体の凄惨

 島根県境の広島県の山中で、島根県立大1年生の平岡都さん(19)のバラバラ遺体が見つかった事件は、時間が経つにつれ、猟奇的な色合いが強まっている。見つかった遺体の状態が尋常ではないのだ。

「遺体は四肢が切断され、乳房がえぐり取られた上、性器部分も切り取られてグチャグチャになっていました。そのため、胴体が発見された当初は、すぐに性別が判断できなかった。腹部が切られ、内臓の大部分がなくなっています。胴体の一部は焼けていて、血を抜かれ、皮膚もはいであった。両腕と右足はまだ見つかっていません」(捜査事情通)

 にわかには信じがたいが、犯人が肉片を食べた形跡もあるという。

「頭部と胴体の発見場所から約2キロ離れた地点で見つかった左の大腿骨(だいたいこつ)は、肉がきれいにそぎ落とされていた。捜査員は、てっきりイノシシかシカの骨が風化したものと思って拾ったそうです。野犬の仕業では、こうはならない。明らかに人為的なものです。また、遺体の一部には、ミンチ状に切り刻まれた形跡もあった。犯人が食べたとしか思えないのです。『羊たちの沈黙』のレクター博士じゃありませんが、血抜きをしたり、右腕の関節をはずしたあとがあることから、犯人はある程度、医学的な知識があるとみられます」(社会部記者)

 上智大名誉教授の福島章氏(犯罪心理学)は、犯人像をこう分析する。

「快楽殺人にしろストーカー殺人にしろ、性器やそれに準ずるものに執着していることから見て、犯人は98%の確率で男でしょう。殺して遺体を解体すること自体にサディスティックな喜びを感じる性的異常者です。平岡さんが夜遅くひとりで帰宅することを知って、狙いを定めていたのかもしれません。遺体を遺棄した場所から考えて、土地勘はあるはずです。首を切り落とすというのも、性的異常者によく見られる現象。神戸の酒鬼薔薇事件を彷彿(ほうふつ)とさせます」

 実際、酒鬼薔薇事件との関連性を疑う声もあったという。前出の捜査事情通が「ここだけの話ですが……」と、こう打ち明ける。

「更生した酒鬼薔薇が広島の呉市で働いているという情報があったため、広島県警は一応、所在確認をするようです。彼自身は無関係とは思いますが、模倣犯の可能性はある。事件が思わぬところに飛び火してしまいました」

 捜査本部としては、ワラをもつかむ思いなのかもしれないが、正体不明の人食い殺人鬼が捕まらないかぎり、不安が広がる一方だ。

(日刊ゲンダイ2009年11月18日掲載)