朱昱 という男 | 正しい人の喰い方マニュアル

朱昱 という男

インターネット上、カニバリズム系の情報を検索していると


「中国人は人肉を食べることを楽しんできた」


といったコンテンツにぶつかることがある
中央に鎮座する小太りの男性が口に咥えているのは人間の手?
その下には赤ん坊の入ったスープが覗く。


「うぎゃあああああ」


流石の私も初めて見た時はびっくりしたが
実はこれ 上海在住の朱昱 (シュ)という男性の作成した
「アートの一部」なのだ。


題は「食人」
2000年10月17日、第三回上海ビエンナーレにて発表されたものである。


彼は「食人」の制作に当たり、
医学校から胎児の死体を盗み、
それを料理して食べたという。
また肉はまずく、食べている最中には幾度か吐いたことを
認めたが、「芸術の為に」それを行わなければならなかった、と語っている


また別の説では実は彼が食べていたのは
人肉ではなく
単に鳥の肉を細工して作ったものであったともいわれている。
その理由として、シュ氏が食べている「肉塊」は頭部をはじめ、
人間の胎児と呼ぶには余りにも大きい事、
ディティールが曖昧である点などが
あげられている


では彼は真実人肉を食べたのだろうか?
私に意見を求めるのであれば
それはおそらく食べただろうといいたいが、
食べていないことにしないと
こうした言い訳が生まれるのは彼が現在中国本土に居り
万が一でも本当に「人肉を食べた」ということになれば
逮捕され死刑にされてしまうことを我々は理解おく必要がある


個人的にこの写真を見ると

彼の取った料理方法は台湾で堕胎した赤ん坊を
調理してスープにする手法と類似している
彼は全く知識が無いわけではないのだ


ちなみに
広東の人々はスープを赤ん坊スープとは呼ばずに
鶏肉の肉付き肋骨スープと呼ぶ。
過去の遺物なのか何なのか。
人喰い本を書いたときどうしても解けなかった謎が
一つ解けたことに、とりあえず私は喜んでいる


シュの最新作
http://x51.org/x/05/08/1010.php
また、これについては後日。


中国人は人肉を食べることを楽しんできた
http://www.asyura.com/2002/war11/msg/982.html
*人喰い本でも紹介しましたね
 これはあんまり意味があるコンテンツではありません


これが「アート」
http://x51.org/x/images2005/chinese_art_fetous.jpg
写真は何枚かあるようですが、これは一部